はじめてのにほんしゅ

親子喧嘩か終わらぬ反抗期か。

下関酒造常務の内田喬智。父である社長の内田忠臣とは異なる酒造りをしている。どちらが正しいのか?それは分からない。答えはまだ見ぬ未来が教えてくれるであろう。

父は晩酌の夜に。息子はハレの日の宴に。

二人の酒造りの違いは、これだ。「父は晩酌の夜に。息子はハレの日の宴に。」この違いが、関娘と海響が前者で、獅道と蔵人の自慢酒が後者となる。父はまだまだ息子にバトンを渡さず、新しいことにも柔軟に対応していく。息子はその父の経営手腕の中で、新しい酒造りに励み、下関酒造がこれまで造ってこなかった純米吟醸、純米大吟醸で、実績を積み上げている。

下関酒造が手掛ける新製品は親子盃で生まれた?

先日、社長、常務と我々WEBサイトの制作陣と食事をする機会があった。そこで撮影に取材にと。当然お酒を呑みながら時は過ぎていった。社長が獅道に蔵人の自慢酒を呑み、常務が海響に関娘を呑み、取材撮影も一段落したときに、新しいお酒造りの話がはじまった。これまで造ってこなかったお酒。

マーケットインかプロダクトアウトか?

MBA絡みのマーケット理論で、よくある話だが、日本酒業界でマーケットインでつくるお酒というと、特約酒販店がエクスクルーシブで蔵元に製造を依頼し、販売チャネルも絞られ、蔵元発という話はあまり聞かない。そこで出てきたアイデアが、「はじめてのにほんしゅ」であった。

鹿児島の酒は焼酎。日本酒は清酒。

筆者の生まれは、鹿児島である。芋焼酎大国の鹿児島。両親が共働きの筆者は小さい頃から、自炊することが多く、当時はまだまだインターネットもなく、料理本とにらめっこしながら、料理をしていた。そのときにどうしても思っているものと違う料理になっていたものがあった和食で。それは料理酒=焼酎という思い込みで、料理するので、味がどうしても異なるものとなっていた。なぜならば鹿児島で酒といえば焼酎であり、日本酒というものは清酒だったから。

日本酒を初めて飲む人が口にする日本酒とは?

燗につけて飲む日本酒をイメージしている人もいるだろうし、盃ですすって飲むイメージの人もいるだろうし。日本酒を飲んだことのない人のイメージは、人それぞれ異なるものであろうと推測される。ただ初めての日本酒。酒蔵としては、当然美味しいものであってほしい。そう願うのは必然である。

初めて飲む日本酒が美味しいという日本酒とは?

はじめてのにほんしゅ。その日本酒の味は、初めて飲む日本酒が美味しいと言えるものじゃないといけない。じゃあ、その味は?その回答をこの日本酒に用意した。その味は、テストマーケティングして、初めて口にする日本酒のテイストはこれだと、ペルソナを繰り返して、作り上げたもの。料飲店への取扱ももちろん可能ですので、ぜひお問合せいただければ。

 

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(文責:株式会社エージェントプラス 橋口洋和)

下関酒造 うまい酒作りの原点がここに